第15回書海社夏期書道大学2日目

今日は夏期書道大学2日目です。昨晩は早く休んだので、今朝は4:30くらいに目が覚めました。会場の日本青年館に行く途中に通る神宮外苑では蝉が(自宅近くとは違ってミンミンゼミとツクツクボウシも)元気に鳴いてます。日本青年館1時限目は、松川玉堂先生の「楷書の學習」でした。先生のお話の後、芳翠先生の楷書のお手本、先代会長の谷村憙齋先生のお手本、芳翠先生の歐陽詢の九成宮禮泉銘、虞世南の孔子廟堂碑、褚遂良の雁塔聖教序の臨書、『書海』の競書のお手本のいずれかをお手本にして、練習をするというものでした。昨日『楷書基本帖』を使った講義をうけたばかりだったので、楷書基本帖をお手本に練習しました。基本をしっかりできるようにするのはなかなか大変で、悪い癖がなかなか消えません。2時限目は、末永神川先生の「隷書の用筆と結構」でした。まず簡単な解説をされてから、教室の前方へ移動して、先生が文字を書かれるところを見て実際にどのような筆や腕の動きになるのかの確認をしました。自分の席に戻り、配布されたお手本を見ながら書いてみました。説明と実演をしてもらったのですが、隷書を書くのは始めてという事もあって筆や腕の動きはスムーズに動かせずに大変でした。特に筆の動きは楷書のそれとは全然違って、筆がだめになってしまいそうな感じでビクビクでした。必ず先生に一回は見てもらうということで練習をしたのですが、見ていただけるかなというのが書けたのは、授業の終わり近くで、添削は授業の後のお昼休みにしていただきました。ここで、お昼休みで、今日は、『玄妙帖』を購入しようかどうか売店で迷っていたら、作品づくりの基本(資料)ということだったので、少し迷いましたが、『陸游長歌行』と一緒に購入しました。午後前半は、石川史流先生の「米芾『龍井山方圓庵記』」で、歴史の資料と、お手本の資料が配られ、さらに行書についての簡単な問題も配られました。全問正解の人には先生から何かいただけるとのことでしたが、残念ながら全問正解の方はいませんでした。課題は配布された資料の中から好みの箇所6文字を半紙に書くというものでした。行書も去年の書道大学以来だったので、なかなかうまく書けずに、何枚も練習してから添削してもらいました。当然ながら行書をきちんとやったことがないことは先生に見抜かれてしまいましたが、勉強したことがないわりには書けていたようで、続けて勉強するようにとの言葉をいただきました。最後の授業は、谷村雋堂先生による「芳翠先生の『節筆』研究とその後」で、孫過庭の書譜に見られるいわゆる節筆についての芳翠先生の論文の発表から憙齋先生、雋堂先生へとつながる一連の研究に関する話でした。節筆については簡単な説明の文章とかは読んだことがあったのですが、一連の流れとして話を理解するのにはとてもよかったです。こういう研究は実際に筆を使って文字を書いていて、しかも筆遣いを冷静に判断できたからこそできたものなんだろうと思いました。授業の最後には、昨日予告があったとおり、芳翠先生の直筆の作品数点の鑑賞の時間がありました。休み時間から教室の前方に掲示されていたので、ゆっくりと見たくてとても楽しみにしていたものです。松本芳翠書 白居易「遊悟眞寺詩」あっという間に終わった、書道漬けの2日間でした。

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