2009年8月1日 のアーカイブ

第15回書海社夏期書道大学1日目

2009年8月1日 土曜日

今日は、昨年も受講して、少し前にお知らせをした、書海社の夏季書道大學という書道のワークショップを受けに神宮外苑にある日本青年館に行ってきました。学習科と研究科の2コースに分かれるのですが、今年も学習科の受講です。

1時限目は(都合により、1時限目の授業と4時限目の授業が入れ替わったので)池上翠漣先生の「條幅作品づくり入門」でした。

池上先生が芳翠先生に習っていた時のお話を交えながら、條幅の作品を作るときに気をつけることなどの説明をされて、取り組む課題文(七言二句)が示されました。學習科で入門と講座名にあったので何の疑問も持たずに楷書の作品だと思い込んでいたのですが、なんと草書の課題でした。(時間割をきちんと見れば、他に草書の講座がないのでそうかもしれないことは分かったんですけれどね。)草書は去年の書道大学で少し触れたことがあるくらいです。

でも、そんなことに関係なく取り組めるのも書道大学のいいところなので、まずは、単独の文字をどのような草書のスタイルで書くかを資料から選んで、一文字ずつ半紙に軽く練習をして半切に書き始めましたが、時間が足りなくて2枚も書けずに終わってしまいました。

最後に、課題の文を芳翠先生が書かれた資料が示されたのですが、はじめの文字の「好」の女偏の横画と子の横画を共有しているのにはなるほど、と思いました。最後の「章」字の最後の縦画を伸ばして書いたのは芳翠先生のものと同じ処理でした。

2時限目は、1時限目が時間オーバーだったのでそのまま須賀彩雲先生の「仮名連綿の學習」が始まりました。昨年は初めてで何も分からずに大変でしたが、今回は近くの席に同じ教室の先輩がいらしたので、お勧めの小筆を教えてもらって隣の売店で購入しました。

須賀先生の授業は去年も受講しているのと同じ進行で、お手本の説明を先生がされてから、書いたものを添削してもらうというものでした。
仮名用の半紙を持ってくるのを忘れてしまったので、譲っていただいて、早速、百人一首の課題に取り組みました。

小筆も紙も書きやすい感じで、何枚か練習してまぁまぁ書けたかなというものを見ていただきました。個々の文字、連綿も悪くはないけれど、布置がよくないとのことで、紙面に対して大きすぎて余白がほとんどなくなってしまっているので、この程度に納めてくださいというのを朱で示してもらいました。

早速席に戻って、書き直しをしました。文字の形をきちんと把握し切れていないので、なかなか教えていただいたサイズにならずに苦労しましたが、授業が終わる少し前に仕上げて、見ていただきました。今度は、何カ所か、文字を理解していなかった箇所があったものの、布置も文字の形、連綿も悪くないとの評をいただきました。

ここで、お昼休みで昼食をとり、今日発売になった復刻版の『楷書指針』(初等篇・臨書篇・應用篇の3種)を売店で購入しました。(この本については後日別エントリーでご紹介する予定です) 少し前にこれの古書を見かけたのですが、手に入れることができなくて残念に思っていたので、とてもよかったです。

午後前半の3時限目は塙雲峰先生の「日常の調和體學習」ということで、いわゆる漢字仮名まじり文についてでした。塙先生が芳翠先生の文字と出会ったときの話をごく最近の事のように話されていたのが印象的でした。

さて、授業の方はというと、文字を書くときは書く文章の内容や背景も理解で書く必要がある、ということで「シャボン玉」を例に説明されていました。資料の方は、學習科と研究科の両方をいただけたので、長い文章や、芳翠先生が書かれた石碑の拓本も掲載されていました。

さっそく塙先生が書かれた「シャボン玉」のお手本を見ながら、仮名用の半紙に小筆で練習をしました。小筆が書きやすかったせいか、まぁまぁに書くことができました。

今日最後の授業は谷村雋堂先生の「指導者の爲の楷書指導要領」でした。今日発売になった『楷書指針』を軽く紹介してから、『楷書基本帖』(※)をテキストに基本をしっかりと再確認するための詳しい説明をするという講義でした。内容的には、去年とほぼ同じようなものですが、自分で書いた文字が増えてくるとより具体的な問題として解説を聞くことができるので、きちんとこの基本を守れているかの再確認にもなります。

今日は暑くもなく、去年のように何も分からない状態ではなかったので、それほど疲れたという実感はなかったのですが、自宅へ戻って夕食を済ませたら急に眠くなったので、早い時間に休みました。